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アトリエレストラン マニエール
東京都杉並区
「『街の哲学者』としての建築家の仕事」
歩道に大きく開いたガラス張りのアトリエに、今まで数多くの作品でスタディしてきた「空間の位相」を、木の角材で実験的に制作した作品である。複雑に崩落し、そのエレメントが室内に貫入していく。まるで生物が蠢いているかのような、有機的な建築の表情をつくった。歩道を歩く歩行者に新鮮な驚きを与え、いつもの見慣れた街並みに疑問を抱かせる。このように、建築家の仕事は「街の哲学者」であるべきだと常に考えている。
掲載誌:
「新建築」2004,4
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